僕の靴音/堂本剛
一時期KinKi Kidsさんの大ファンだった頃があった。
そもそも面食い王子系大好き中学生だったので、どちらかと言うと光一さんにの容姿にキャッキャいってたのだが、色々と精神的に辛かった時期に、当時ENDLICHERI☆ENDLICHERIとして活動していた剛さんの言葉や、彼の作る歌詞に救われて大ファンになったような気がする。
高校生のころは、大阪ドーム公演とか行ったりしたな。親に黙って勝手に薬師寺ライブとかも行ったかな。(奈良から兵庫の田舎まで帰ったので遅くなって親に怒られた)
そんな時期に読んだのがこの1冊だった。
パニック障害過換気症候群についても綴られていて体験のない私にでも大変なんだろうなあってことが伝わってきた。
なんだろう、影響受けすぎて一時期の原動力は「堂本剛ならきっとこう考えて耐えるだろう」だった気がする。
もはや崇拝しているというくらいで、私は大人になったら剛さんのようになりたいなと思ってた。絵が書けたから芸術で似た境遇のだれかを救いたかった。でも、私には人の心のを動かす程のクリエイティブ能力は無かった。それに気がついたのが高校2年くらい。筆を折ろうと思った。そして折った。
絵が上手いよね、かけるよね。だからなんなんだろう。
逃げるように服飾の世界に入った。
下宿先にテレビがないのでKinKi Kidsから離れた。卒業する頃にはKinKi Kidsの新曲も分からないくらい遠く離れてしまっていた。
さて、社会人5年目、私はパニック障害になってしまった。
唐突ですね、経緯を説明します。
そもそも夏くらいから、社内でを歩くと凄まじい目眩が止まらずら貧血だなぁと鉄分補給してもよくならず、どしたんかなと思ってたら手足の震えとまらず、頭の付け根もいた過ぎて寝込んだりとか。
で、先日ついに会社のビルで酷い発作で救急搬送。搬送されつつ「私死ぬんやろな」と思ってたんですが、お医者さんの診断としては「メンタル的なものが大きいでしょう。血液検査とかは問題ないよ」とのこと。
次の日、不眠やらでかかっていたかかりつけの心療内科のお医者さんにお話しして、現在(1ヶ月くらいたったかな?)は発作が出にくくなりました。
それまでも会議とかで急に動悸がしたり音が遠くなったり手足が震えたりしていたので納得(当時は分からなかったけどそういった発作が周りから分からないようにあえて遠い席にいたりした)
病院にかかってから発作出にくくなるまでは、発作がある度にトイレに駆け込んで頓服を飲んで、普通に席に戻る毎日。
剛さん崇拝してたおかげでめちゃくちゃ知識はあるので、パニック障害を告白してくれた芸能人の皆さんには本当に感謝してる。
話は変わりますが、骨格系の病気も抱えつつ満員電車に乗ると肩や腰が痛い時に軽い発作(当時は発作だとは知らなかった)を起こして立つのも辛い時期があったのですが、優先席に座るとあえて目の前に立って来る方もいました。ヘルプマーク貰った方がいいなとその時痛感した。
目には見えない形でも、病気を抱えてる人もいるんですよ、誤解解けるといいよね。
何が言いたいんだっけ。
とりあえずみんな生きやすい世界になるといいよね。
悔しかったり辛かったり心折れることがあっても生きていれば多分どうにかなるんでしょう。不思議な話なんだけど。
って下書きを2019年初めくらいに書いてるのを見つけました。
なかなかにいい文章だなと思ったので残しておきます